地域新聞辻堂タイムズ
 
辻堂物語 その5
kimatajizou 辻堂に今も残されている松林には、自然のもののほか昔の人達の努力によるものがたくさん残されている。砂丘地帯だった辻堂は、ひと風吹けば田畑はもちろん集落も砂で埋まってしまうため防砂林をつくる必要があった。明治初期から末期まで、落合又五郎さんが本業も投げだし松の苗を一生をかけて植え続け、その保護に努めた。しかし当時の人からは奇人扱いをされていたという。その後、後世の人達がその功績に感謝して建てたお地蔵様が「木又地蔵」。
  大正初期にこの付近に別荘をつくった大臣の三土忠造氏や実業家近藤八郎父輔宗氏等が落合又五郎さんの功績をたたえ「木又地蔵」と名づけた。
  今も「木又地蔵」には多くのお供えものが置かれ、地元の方から親しまれ大切にされている。

 

「木又地蔵」 
所在地 藤沢市辻堂東海岸2-13-36 
 
2011年3月号地域新聞辻堂タイムズ掲載記事