地域新聞辻堂タイムズ
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野中会長 辻堂地区防災協議会

 

防犯・防災・救命 この度の東日本大震災の痛ましい報道にあって、宮城県南三陸町の佐藤町長は避難施設での苦境を訴えながら「でも、うちの町は隣の人の顔が見えるから」という表現を挟んでいた。振り返って私達は、近隣の要援護者、高齢者、大人、子ども達の顔がややもすればお互いに薄く見えているのではと一瞬たじろぎを覚えた。また、避難施設における緊迫感をもった人員把握、消息確認の状況を目のあたりにして、私達は平常時における防災訓練においても、避難誘導訓練の重要性を認識し、一層の緊迫感を持たなければならないという気持ちを強くした。
さらに、釜石市の小学生らが三陸地方に伝わる『津波てんでんこ』によって全員が無事という報道がされた。この言葉は私達も防災講演会で「津波の時は親子でも構うな。ひとりひとりがてんでんばらばらになっても早く高台へ行け」と周知をされてはいたが、苦い歴史から生まれたこの教訓を実際に生かすことが我々の責務ではなかろうか。

 


2011年4月号地域新聞辻堂タイムズ掲載記事