地域新聞辻堂タイムズ
 
クローズアップ 創業88年『程島商店』
 
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辻堂駅前商店街そしてライフタウンショッピングセンター内で『肉のホドシマ』を営む『程島商店』の創業は大正12年、現社長の程島氏で親子4代が家業を受け継いできた。創業者は程島定次郎氏、明治の初期、横浜のホテルにコックとして働いていた際に訪れた外国人の肉食の食スタイルに着目、今後の有望な商売と考え、茅ヶ崎市小和田に養豚業を始めたことが『程島商店』のきっかけであった。また、当時日本には珍しかったハムやソーセージ作りについても長い年月、研究・勉強を重ね続けていった。
昭和17年、2代目伊之助氏が辻堂(現在の静岡銀行の横、地下通路出入口の場所)に肉屋とハム製造工場を兼ねた辻堂店を新築する。この建物は当時、木造の建物として辻堂地区で一番大きく、洋風な造りとモダンさで評判となった。店舗の2階には従業員が寝泊りをし、ベーコンやスモークを作る部屋もあったという。昭和23年、程島一族が『株式会社相模ハム』を設立。3代目社長の伊三郎氏は、相模ハム東京支店長として東京の老舗デパートなどにハムを卸すべく営業にと忙しい日々を送っていたという。昭和37年に洋館の程島肉店が改築され、程島ビルの1階に『スーパーCROWN』が開店し、その後、藤沢市による都市計画事業によりビルは解体され現在は地下通路へとなっている。これにより程島肉店は現在地の店舗での営業が始まった。この間、40年以上変わらず、藤沢市・茅ヶ崎市の学校給食や病院などへの肉の卸業務は続いている。また、平成5年には、程島ビルとしてホテル『第一イン湘南』を建築し、運営にもあたっている。
平成12年、4代目に秀幸氏が代表取締役に就任。古き辻堂をよく知る秀幸氏に、昔の辻堂について話しを伺った。「スーパーCROWNの屋上にはビアガーデンがあって、スーパーが閉店してもらせん階段で屋上に上がってビールを楽しめたんですよ。辻堂駅の周りには、料亭つきのや、江戸惣、イシイ牛乳(現リトルマーメイドの場所)なんかがあって、光月堂(現オリジン弁当隣)のアイスキャンディーは美味しかったなぁ。レコード屋(現のばら書店)もあって美空ひばりが来て店頭で歌ったなんて話しも聞いたことがあるよ」(この話に懐かしい!と思われた方もいるのでは…)
永きにわたり、辻堂地区の” 食“ を担ってきた『程島商店』、これからも変わらず地域の安全な食生活の提供を願いたい。

 

hodoshima3 創業者・程島定次郎  (安政6年生まれ) 
現社長・秀幸氏談
「ひいおじいさんは、明るくて前向きな感じの人だっと覚えています。美味しいものをどんどん食べるのが長生きの秘訣と言っていました。103才まで健康に恵まれ近隣では人気者でした」
2011年9月号地域新聞辻堂タイムズ掲載記事