地域新聞辻堂タイムズ
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『ささら盆踊り』に 思いを込めて・・・
遠藤民俗芸能保存会

 
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設立50周年を迎えた遠藤民俗芸能保存会のみなさん。 
 

昭和36年に設立した『遠藤民俗芸能保存会』。
50年にも及ぶその歴史は、年代不明の昔から始められ、関東大震災や戦争期の中断があった『ささら盆踊り』を復活させ、伝承してきた歴史でもある。
夏の農作業が一段落したお盆の時期に、先祖の霊に捧げる踊りとして行われてきた『ささら盆踊り』。昭和41年、藤沢市無形民俗文化財第一号に指定されその後、平成20年には” 相模のささら踊り“ として県の指定を受けたのだ。


 会の参加者(会員)は約50名。50〜60歳代が中心。地区で行われる行事や文化祭等で活動を行い、また、毎年8月16日には遠藤の宝泉寺で楽生会(老人会)とともに慰霊のための踊りを行っている。
会長の片山フサ子さんは、「先輩から引き継いだ『ささら盆踊り』を後の世代にしっかりと伝えていきたい」と語る。
唄の歌詞には、” 稲穂“ 、 ” ほたる“ や” 松虫“ など、夏の農作業を終えた頃の自然の風景から、男女の恋愛、結婚、そして「おまえ百まで わしゃ九十九まで…」など夫婦となって添遂げる情景を、素朴で短い詩として表現している。
清々しい竹ささらの音色と素朴な唄に合わせて身体を動かす踊りは、由緒ある民俗芸能の伝承とともに、楽しい健康づくりにもなっているという。
『ささら踊り』は、次の世代、そしてこれからも貴重な伝承芸能を続けてゆくことだろう。




sasara2 ささら踊りの主役、ビンササラと太鼓
 

2012年1月号地域新聞辻堂タイムズ掲載記事