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Discover湘南 

茅ヶ崎市美術館
http://www.chigasaki-arts.jp/museum/
 茅ヶ崎市美術館で、この度、開館10周年を記念して『岡本太郎のまなざし&湘南の原始美術』展が始まった。

  多くの芸術家や文化人に別荘や保養地として好まれた茅ヶ崎、その松林が美しい高砂緑地内に1998年開館した茅ヶ崎市美術館。郷土ゆかりの作品や多様な美術作品の展示の他、ワークショップも開催している。「今回の企画展は2部で構成され、Ⅰ部は岡本太郎の立体3点と平面6点、自ら撮影の縄文文化や民俗文化に関連する写真28点を、Ⅱ部は茅ヶ崎を中心に神奈川から出土した縄文時代の土器、土偶約90点を展示しています」と浅井和春館長(青山学院大学文学部史学科教授)。

 岡本太郎は、1911年漫画家の父と小説家の母の長男として生まれた。慶應義塾大学、東京美術学校(東京芸大)に入学するが、両親の仕事でパリへ渡欧。ピカソに感銘を受け、シュルレアリスムへの傾倒も早くからみられ、パリで多くの展覧会に出品。第二次世界大戦勃発により中国へ出征。収容所で苦難の時期を経て、帰国後36歳で二科展に出品して以来、モダンアートの旗手として精力的に作品を発表した。

 転機が訪れたのが1951年。縄文時代の土器や土偶に出会い、原始美術に強烈な美意識を説いている。1960年には『芸術は呪術である』『書は絵画である』等カリグラフィックな作品を発表。1970年の大阪万博の『太陽の塔』を制作。また、1985年に子どもの感受性に感銘し渋谷に『こどもの樹』を創設している。

 「彼の作品にはフランス留学時代にパリ大学で学んだ民俗学も無縁ではないと言われています。岡本太郎と原始美術のコラボを、ぜひこの機会にご鑑賞ください」と浅井館長。

 「岡本太郎のまなざし&湘南の原始美術」
 1/22(火)〜3/9(日)10時〜17時 (入館〜16時30分) 月曜休館 
 問合せ:TEL0467-88-1177 
 茅ヶ崎市東海岸北1-4-45 


      浅井和春館長
2008年2月号地域新聞辻堂タイムズ掲載記事