http://www.tujidotimes.com
辻堂タイムズへ戻る 海岸物語へ戻る
レトロで気になる名所 「おでんセンター」のルーツを探る!
 辻堂サーファー通 り、海岸沿いの一角に昔から肩を寄せあい、ひっそりと、そして時には賑やかな「湘南クッキングセンター」別 名「おでんセンター」がある。 今回、取材させていただいた「シーフードフジ」、「ひげでん」さんから不思議な逸話をうかがった。
 今から40年程前の元祖おでんセンターは、江ノ島で屋台を列ね家族連れの海水浴客で商売繁盛していたのであった。「ひげでん」さんは幾つもの屋台の中から常連さんにすぐ見つかるよう、口ヒゲ、顎ヒゲを生やし目印とした事からその名がついたという。しかし、昭和38年の、オリンピック開催に向けて、屋台は美化を損なうとされ、「軍団」は立ち退きを命じられた。生き残るため、屋台の人々は団結し、同じ年に 辻堂サーファー通 りに「湘南クッキングセンター」を立ち上げた。みんな足並みを揃えての出発であった。最初は16件あった店も今では13件になり、おでん屋から、シャワーハウス、イタリアンに様変わりした店もある。当時(今から40年程前)、唯一の24時間営業である湘南の「おでんセンター」にタクシーを飛ばしてやって来る深夜族は数知れなかったそうだ。東京には朝まで営業しているお店が少なかったせいか、常連客の中には、「若大将」の名で知られる加山雄三もいたという。そんなお客を日夜運ぶタクシーの運転手こそ、おでんセンターの名付け親なのである。様々な人間模様を映し出すこの「おでんセンター」。なぜか不思議とタイムスリップした様な懐かしい気持ちにさせる、気になるスポットである。(この記事は2001年6月号に掲載したものです)
↑リニューアルして13年目の「シーフードフジ」 連日常連客で賑 わう 2代目藤井昇さん(奥右)スキューバ、テニス、ハーブクラフト と多才な奥様の昭美さん(奥左)
↑「ひげでん」「バブルの時代にホステスさんを連れて来た 人が、今は奥さんを連れて来る様になった事が嬉しい」と 兄の雨具庸司(ようじ・右)さん、 弟の康考(やすたか・左)さん