地域新聞辻堂タイムズ
地域新聞辻堂タイムズ 辻堂のまちを元気に!
誰でも分かる選挙のお話!
辻堂は?湘南はどうなっていくのか?分かりやすく教えて欲しい〜!
(地域新聞辻堂タイムズ 2008年1月号取材記事)

 来る2月17日藤沢市長選挙が行われますが、3期12年活躍されてきた山本市長が引退し、新しい藤沢市長を選ぶことになります。
 現在、5人が立候補表明lしていますが、今回は、昨年統一選挙時に現職議員を勇退して、それぞれ市長選に出馬を表明した、海老根元市議と星野元県議のお二人にスポットを当てお話をお聞きしました。 

★星野つよし市長候補に聞く ★海老根靖典市長候補に聞く

[編集部] 海老根さんは100項目のマニュフェストにしたいと言っていたが、星野さんの違う点についてお聞きしたい。

[星野] 私は、藤沢力をアップしたいと訴えている。新潟の震災などでは、高齢者や体の不自由な方が、地域の方々に助けられていたが、大震災などでは消防やレスキューや警察も同時に被災してしまい、その様な時に地域共同体としての地域力をアップしていくことが大切なのです。13の地区市民センターは、サークルが集う為の場所としてではなく、権限と財源そして優秀な人材に行ってもらって、そこで充分な権限を与えて行政運営をしてもらう事の大切さを地域の方に知ってもらっていたい。

[編集部] 辻堂では防犯の取り組みが形骸化している様ですがどう考えますか?

[星野] 財源とかも大切だが、職員の意識改革が必要です。防犯パトロールにしても形式的になってしまうので財源と権限が有れば、市役所職員自体の意識改革も出来る。村岡地区では、くらまちが民間交番を提案しているが、地域の方が解決をしたいことを自分たちが考えて提案したという過程が大切です。この様な取り組みをバックアップできるよう行政に権限を与えたい。

[編集部] 湘南市構想についてはどの様なご意見ですか?

[星野] 将来的には湘南市は進めて行くべきだが、課題も多くあるので進んでいないし、山本市長が、議会答弁の中で「次の市長に聴いてください」と回答したのが問題になっているが、合併問題は市長選挙の争点にするべきではないと思う。いまの藤沢市は普通の市だが、特例市や中核市の要件があるのに手を挙げていない。福祉面でも権限移譲され市民視点では歓迎されるが、行政レベルでは財源も手間も掛かるからやりたくないのが本音でしょう。私が市長になったら、市民の視点に立ち経費がかかっても中核市に名乗りを上げて直接サービスをしていきたいし、そこから議論するべきです。市役所というのは、文字どおり「市民の役に立つ所」なので、市民の視点で見るのが大切です。

[編集部] 山本市政と違うのはどんな所ですか?

[星野] 政策でも職員の意識でも、市民の視点が重要になるよう政策の優先順位を変えていきたい。誰がやっても今の政策を継続していくということだろうが、私は第3セクターの問題も逃げないでやっていく。県議会議員の時には破綻寸前だった神奈川県住宅公社の改革なども取り組んできた。その体験が市政でも役立つだろう。

[編集部] 介護藤沢市方式とはどの様なものですか?

[星野] 民間による24時間介護サービスは現実に出来ない。いま在宅介護、特に老老介護が増えていて、夜間救急の場合に市役所や警察は現状対応が無理です。お金が掛かるけれども24時間連絡サポート出来る「安心コール」などの受け皿システムを基礎自治体としての藤沢市が考えるべきで、介護士と看護士がセットになって訪問するシステムも考えていきたい。

[編集部] 地元の会社がもっともっと元気になり活性化して欲しいと願うのですが、経済活力や持続力を高めるには何か得策はありますか?

[星野] 都市データバンクによると、藤沢市の住み易さランキングは65位、財政健全化は40位です。成長力や安心のランキングは200位も入ってこない。要するにこの10年間に藤沢市の企業は、高速道路へのアクセスが悪く、土地の値段が高いから売って安い土地へ出てしまった。原宿交差点の立体化、相模縦貫道・綾瀬インターの完成に伴って、今後は企業・住民に働く場の環境が整うので市民にアピールしたい。

[編集部] 最後に皆さんへ一言。 

[星野] 私は「健康先進都市」を目指していきたい。保険や介護を切り離すのではなく、トータル的に進めていく。「市内完結型」健康都市になるためには、お金が掛かるが、それには企業を誘致し、行財政改革を図っていきたい!市の職員も、市民のために役立ちたいと希望を持って入ってきている筈で、長い間飼い慣らされると、仕事を増やすなとか染まってしまう様ですが、私は市の職員に希望を持っています。


[編集部] まず辻堂北口駅前の湘南C-Xについてお話を中心にお聞きかせください。

[海老根] 湘南C-Xの開発は、湘南エリアの中核となるような都市拠点となることを期待しています。具体的に徳州会病院が進出して高度癌治療や小児科・周産期医療も充実することや、松沢知事が進めるインベスト神奈川により研究開発施設の集積も進んでいます。また、駅前商業機能は、地元商店街と競合しない専門店街やホテル、日本最大級のシネコンや法務局も辻堂に来る予定です。確かに、街というのは出来あがらなければ、どんな街になるのかピンとこない面はありますが、街や住民が活性化できる様に完成を想像したソフト・仕掛けを組み込んでいかなければ、外観上どんなに素晴らしい街を作っても意味がないと思います。

[編集部] 交通対策についてはいかがですか?

[海老根] 道路整備については、藤沢・厚木線の全線開通が不可欠だと思います。そうすれば、辻堂地区は東名綾瀬インターで全国の高速交通体系と結ばれることになり、さらに相模縦貫が開通すれば、湘南C-Xは湘南で最も恵まれたエリアになるでしょう。ただし道路用地を確保するには代替地が必要で、私は移転予定の松下工場跡地が使えないかと考えています。神奈川県と国をタイアップさせて是非早期に実現をさせます。

[編集部] 湘南市構想はどう考えていますか?

[海老根] これからの街づくりは、藤沢市だけでは限界があります。今まで考えられていた2市1町だけではなく、綾瀬市などを含めた広域的な視野で街づくりを考えたいと思っています。ただし、合併ありきではなく、環境・福祉・情報・産業など様々な分野が連携した環境づくりをする必要があります。その方が市民のメリットを優先する都市経営になるのではないでしょうか。市民意識を入れた広域的な街づくり・都市経営を考えると、湘南C-Xへの期待はさらに大きくなります。

[編集部] 市の合併は必要なのでしょうか?

[海老根] 都市合併は行政の人件費削減にもなり、大きな行政改革になります。しかし、行政の単位が大きくなる分、きめの細かい行政サービスやコミュニティの重視が同時に必要です。
藤沢市は市民センター・公民館による13地区の行政機能が充実していますので、合併効果としては地域担当職員として充てるなど市民サービスの一層の向上に活かしていくべきと考えています。ただし、合併の決断については、行政と市民とが一緒に考えていくものでしょう。

[編集部] 防犯・防災はどう様に考えていますか?

[海老根] 安全・安心の街づくりについて藤沢市では、地域の防犯組織のみならず、徐々にPTAや親父の会などによる防犯パトロールが広まってきて、若い方の参加も増えています。特に辻堂では「ワンワンパトロール隊」が携帯電話や電子地図(GIS)を使った防犯システムで全国に紹介されて有名になりました。このように安全・安心の街づくりには、市民の協力が不可欠です。私は、これをさらにレベルアップをするよう支援していきたいと思っています。防災についても、そうした高い市民力が安全の前提になると思います。

[編集部] 他の候補の方と違う点は何でしょう?

[海老根] やはり藤沢市の特徴である高い市民力を活かし、市民の目線で行政運営・都市経営を進めることです。私は16年間市会議員をやってきましたが、市政だからこそ市民に役立つサービスができると思っています。国や県は許認可行政が中心で、国民・県民一人ひとりにサービスを提供しているわけではありません。市政だからこそ、市民の目線で、市民に身近なサービス、人に接するサービスができるのです。そして、高い市民力に支えられている市政だからこそ、市民の負担を増やさず、次第に軽減する都市経営ができると思っています。

本日お話した以外の具体的な施策は、マニュフェストに取り上げています。100項目を提案し、皆さんにお約束し、海老根が約束を実現できるか見ていただきたいと思っています。

[編集部] 最後に皆さんへ一言。

[海老根] 葉山市政の時に税金を投入して補助金や建物を作り借金まみれになり、山本市政が苦労して、今では市税収入も750億円程度に伸びてきて、少し市財政も上向きになってきました。私は、市民力・地域力をベースにすることによって、知恵のある都市経営(行政)を導き、皆さんとともに「一生住み続けられるまち」を創ります。
●プロフィール
【星野つよし】(ほしのつよし)
・1963年生まれ 長後出身
・日本大学法学部新聞学科卒業
(在学中にNY「エルマイラ大学」留学 国際関係学科卒業)
・産経新聞社入社、社会部記者を経て政治部に配属
・神奈川県議会議員初当選(最年少当選) 
・2期、3期(トップ)当選
TEL:0466-45-0725 FAX:0466-45-0752
http://www.t-stars.com 
メールhosino@t-starts.com
●プロフィール
【海老根靖典】(えびねやすのり)
松下政経塾2期生
・1955年生まれ 横浜国立大経営学部卒業後、財団法人松下政経塾入塾
・1991年藤沢市議会議員当選
・以来4期16年間市議会議員として活動
TEL:0466-29-5575
FAX:0466-28-5579
http://www.ebinenet.com
ebiken@cityfujisawa.ne.jp

(地域新聞辻堂タイムズ 2008年1月号取材記事)