辻堂の芸術家たち


〜愛するモーツァルトと二つの故郷〜
白石敬子さん  (オペラ歌手・元町在住)


          ←左右/ラ・ボエム

 2006年はモーツァルト生誕250周年の記念すべき年。彼の本拠地であったウィーンをはじめ、世界各地で様々な音楽会やイベントが予定されている。今年で13回目になる湘南室内合奏団のニューイヤーコンサートも、『オール・モーツァルト・プログラム』という特別な構成だ。

「モーツァルトは私達夫婦のライフワーク。どんな人にも受け入れてもらえるのが彼の音楽の大きな魅力ですね」と語る白石さん。留学生として学び日本人初の国立歌劇場専属歌手となり、ご主人と結婚した街でもあるウィーンは第二の故郷。それゆえのモーツァルトに対する深い思いが感じられる。

ニューイヤーコンサートを皮切りに、2月はレクチャーコンサート・3月はオペラ「魔笛」とモーツァルト関連の舞台が続く。「藤沢は文化の香り高い街。私が海外で培ってきたものを、生まれ育ったこの故郷にも還元していきたい。それが私の生きがいでもあるんです」
―辻堂に生まれ育ち世界で活躍した後、また辻堂に戻られた白石さん。地元を愛する彼女の演奏活動によって、私達は都心に出ずとも低料金でハイレベルの音楽を堪能できる―来年はその恩恵を再確認できる年になりそうだ。

  

〈プロフィール〉
ウィーン国立音楽大学を最優秀主席で卒業。数多くの国際コンクールに入賞の後、1976年、日本人として初めてオペラの最高峰であるウィーン国立歌劇場の専属歌手となる。以来、世界各国の主要歌劇場や音楽祭で活躍。1988年に帰国しオペラやリサイタルを中心に活動。オーストリア共和国褒賞、国際RC財団学友賞を受賞。ご主人の白石隆生(たかお)氏は指揮者であり湘南室内合奏団代表。現在、尚美学園大学ピアノコース主任教授。

■湘南室内合奏団モーツァルト生誕250周年記念特別演奏会ニューイヤーコンサート2006
 1月7日(土)14:30(開場14:00)藤沢市民会館大ホール 全席自由3,000円

■モーツァルトの生涯と回顧 レクチャーコンサート
 2月26日(日)14:00(開場13:30)藤沢市民会館小ホール 全席自由1,000円

■オペラ魔笛〈セミステージ形式〉
 3月26日(日)14:00(開場13:30)藤沢市民会館大ホール 全席指定1,800〜4,500円

問合せ:(財)藤沢市芸術文化振興財団 TEL/0466-23-2415(藤沢市民会館内)


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辻堂タイムズ2005年12月号辻堂の芸術家たち掲載記事