辻堂っ子が熱く燃え、一体となる夏祭り
辻堂諏訪神社例大祭特集

辻堂に古くより続く伝統の祭り。独特の勢いが溢れ、自然に感謝し豊穣と無病息災の願いが込められている。先代からの想いを担い、次世代を担う子ども達に伝承する祭りを取材しました。
●今年の日程
7月23日(日)
神社御輿渡御

7月26日(水)
宵宮:8町内会の奉納太鼓

7月27日(木)例大祭



神社神輿宮入りの瞬間
●神社神渡御
 神社神輿と子供神輿(町内)があり、御霊入れは神様をお迎えして御霊を入れた神輿で町を巡る。奉納太鼓の威勢のいい音、覇気溢れる若者たちの「どっこいどっこい」という声が辻堂のまちに響く。辻堂諏訪睦、応援にかけつけた他の神輿の会の協力を得て、白装束に身を包んだ男たちが担ぐ神輿同士が勢いよくぶつかり合いながら、宮入りするすさまじい迫力に目を見張った。やがて長唄の様な唄、甚句(じんく)が響き渡り終焉を迎える。最後の「辻堂よいところ…」のフレーズに毎年胸が熱くなる。 



●辻堂諏訪神社の歴史:
  辻堂諏訪神社は、長野県上諏訪、下諏訪の両大社の分神であり、西暦1159年(推定)創建以来辻堂住民に広く崇拝され『辻堂のお諏訪様』として親しまれてきた。明治6年、神佛分離により辻堂村社として認可を受け、辻堂総鎮守となる。末社として、八松稲荷神社他6社がある。現在の神殿、社務所、御輿殿等は、平成12年に改築した。地元の氏神様として信奉を集めている。「今年で847年目、2年後に850年祭を予定しています。今後も貴重な辻堂の文化財と伝統を後生に継承していきましょう」と顧問の山田栄さん

●山車人形
 辻堂には昔、東町・西町・南町・北町の4集落があったことから、4基の各町内の人形山車がある。この由緒ある東、西、南、北各町内人形山車は、平成5年、藤沢市の有形文化財に指定されている。クライマックスは、山車が四ツ辻に集まり、山車が宮入し、人形が立ち上がる感動的な瞬間。東町は源頼朝、西町は源八幡太郎義家(みなもとのはちまんたろうよしいえ)、南町は武内宿禰(たけのうちすく
ね)、北町は神功皇后(じんぐうこうごう)。

●奉納太鼓
 奉納太鼓は各町内の子ども達が伝統の祭り囃子の練習の成果を披露し、奉納する。太鼓は帰る時の引き上げ太鼓や、各町内で叩き方が異なる。名称も違う。東は神奈川囃子、西、南は新囃子(相互に違う)北はしょうでん。鉢巻きや半天も各町内で違う。
総代の挨拶 
左が山田栄さん 3番目が総代長の高橋さん
●奉納太鼓の指導を通じて技術向上に努める

総代長 高橋貞男さん(元町在住)
 奉納太鼓の指導に長年貢献してきた高橋さんは、和楽器(琴、尺八、三弦)歴40年、
藤沢三曲会で活動。若い頃から尺八を吹き、現在指導している。篠笛を吹く人が多いので祭り囃子だけでなく、今様の越天楽その他2曲を奉納した。「梅雨の雨だれの音を聞くと奉納太鼓の音に聞こえてね、どこの町内が練習しているの?って錯覚になる位。諏訪神社祭りで出会って結婚した夫婦もいるんですよ。神輿は動く禅と言われています。『おじさん、神輿で俺人生が変わっちゃった〜!』と駆け寄ってくる若者もいます」と高橋さん。
*パトロール巡回された小中学校他、先生、ご父兄のみなさまお疲れ様でした。
*取材にご協力くださいました地元のみなさまに厚く御礼申し上げます。
 
 4基の人形山車宮入 
2006年地域新聞辻堂タイムズ取材掲載記事