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空手は一生続けたい!普通のママが、空手道で2段に。
須山利恵さん(城南在住)


 
 湘南正拳クラブ(和道流)のクラブ員であり、同クラブ分室(藤沢道場)代表、指導者としても育成に励む須山さん。明治小学校では元PTA会長、現在明治地区青少年指導員、と多忙な中、地域活動にも積極的に参加。子ども、地域、PTA等様々な思いを伺った。


●30代後半からの空手との出会い

 「子どもには武道をと探していたところ、近隣の小学校で月1000円でやっていることを聞き訪ねてみたことに始まります。当時年長の息子が気が弱く、気持ちを強くなってもらいたい。何か彼にステージを見つけたいと思っていました。姉はやりたいと自分から熱望したので入りました。
 
私も空手を習いたかったのですが我慢し、1年間は体育館の隅で見守っていました。当時息子は毎回泣いていましたし、黒帯母子になるとは思ってもいませんでした。
 自分が始めたとき、最初は動けば筋肉痛、武道というものがわからず、一心不乱でした。空手は形と組手ですが、形では平安(ぴんあん)二段。これは私の基本です。形は組手(対面で戦う時)のエッセンス。数え切れない攻撃や防御の技が含められていて、それをいかに自分の技として身体で体得するか、とても重要なものです。

●出来ないことが沢山あるということは、できるようになる喜びが沢山あるということ。

 一年後もっと稽古する時間が欲しいと思い、自主練習の機会を願い出ました。参加希望の子ども達が多かったこと、練習場所が見つかったことで、小和田小で実現しました。自分もまだ出来ていない状況で色々な声もありましたが、ただ一生懸命で。三年にして黒帯を取り、部長を任せられ、クラブ の運営のお手伝いや効率のよい練習方法など指導の開発で頭が一杯でした。しかし、クラブ先生方が、提案にはやってみたらどうかとチャンスをくれたからであり、そこから沢山のことを学び、感動と自信を得られ感謝しています。
 茶帯に上がる時は1つの節目でした。猛練習して臨みましたが、思うように上がることができませんで した。今でもその時のくやしさは思い出となっています。また、闇雲に取り組むだけでは本物は備わらないと、身をもって知らされる経験でした。

大会は、練習で出来ていると思っていたことが出来てない、などを確認する場だと思います。 負けるとそれが確認でき、勝つと意外に慢心してしまうので、負けた子に励まし、勝った子に厳しいことを言います。

 自分の子ども達にチャンスや経験を与えてもらったように、集まってきた子ども達にはなるべく多く の経験をしてもらいたいです。身をもって体験した事は人生の栄養分となり、成長に役立ちます。決 してあきらめず、個人のペースを大切に考えています。

●PTAや地域貢献との両立

空手やPTA活動との両立は、より色々な場所をみることができ、育児に必ずよいリターンがあります。学校や近隣のことがわかり、どういうことが子ども達に必要か、同世代のママ達の考え方も見えてきます。また、地域の先輩方のアドバイスもためになります。子どもを地域で育てることはとても共感
> できます。子どもには、いたずら位して欲しいし、優等生にならなくってもいい。沢山のことを経験し、地域の色々な人から多くのことを教わって欲しい。

● 多忙な毎日=家族のフォローあっての家事

家事や簡単な料理くらいはできる子どもに育ってもらいたいと思っていました。
家事は頑張れば自分ひとりでこなせてしまうけれど、敢えて何かをお願いし、サラダを作ってね、御飯を炊いてね、片づけをお願いと、任せて頼むことで子どもも育つと思います。今ではなくてはならない重要な家事分担の一員となっています。

忙しくても会話は大切にしています。話してくれる事はなんでも聞きます。

●空手で学んだこと 本当の強さ=平常心でいること

何事があっても、平常心でいられる人ってかっこいいと思うし、そうなりたいですよね!ちょっとやそっとじゃ負けないや、いろいろなことをただ我慢する強さだけではなくて、平常心を備える事は本当の強さだと思います。何でも筋道を立てて考えるように心がけ、自分なりのポリシーを持つこと。そうなれると更に周りの人にも優しく配慮できる余裕ができるのでは。そんなかっこいいママさんがいてもいいんじゃないか。今の私の目標です。明治地区って素晴らしいと思います。仲良しで互いに尊重し、ゆるやかというか「いいねやろうよ!」っていう活力もある気がします。
2007-8 Tujidotimes