プロフィール
■海東保文(かいとう やすふみ)
1939年生まれ 高校卒業後地方公務員を39年勤め平成16年現在の役職に就く 辻堂新町町内会長 明治市民センター公民館運営審議会委員長 明治地区社会福祉協議会活動部会長 明治地区ふれあいネット委員他 「町内会の苦情等スピードをもって解決して行きたい」と地域の為に東奔西走する毎日 趣味はゴルフ・カラオケ 
 
■根来泉子(ねごろ せんこ)
辻堂東海岸在住 スペシャルオリンピックスの理念に感銘した根来さんの妹NPO法人S.O日本理事長細川佳代子さん(細川元首相夫人)が1994年に日本での活動を熊本で始めたのに続き、姉妹の出身地である藤沢で友人、知人と共にS.O神奈川を設立 現在、この活動の他藤沢エフエム放送(株)レディオ湘南の番組審議委員を務める(*S.Oはスペシャルオリンピックスの略称)

■滝沢 博(たきざわ ひろし)埼玉県生まれ 熊谷高、静岡大卒業後、羽田・成田空港勤務 金八先生に感銘し、民間から教師となる 浜見小、辻堂小(現教員)を通じて、辻堂地域には11年在勤し 子どもの目線で『辻堂物語』を創り出す 市教委では、三者連携推進事業を立ち上げ、学校・家庭・地域社会の連携の必要性を追求し、現在、地域人材と児童の交流を進めている  
土屋雅人(つちや まさひと)  
横浜市在住 大手電機メーカー勤務後、湘南工科大学機械デザイン工学科助教授 専門は情報デザイン、ヒューマンインタフェースデザイン研究 地域連携で作成した辻
堂地区防災マップが高い評価を得る 今年もバリアフリーマップ、地域別防災マップを進行中 

有賀正義(ありが まさよし)
辻堂東海岸在住 藤沢市議会議員
早稲田大学理工学部卒業 いすゞ自動車にエンジニアとして23年間勤務後退職し、平成15年に市議選に挑戦。現在1期目 議会では主に環境問題、まちづくり、行政改革に取り組み、サラリーマン経験をもとに議会改革を強く訴える 趣味のサーフィン暦は辻堂で25年 地域スポーツは、サッカーチーム辻堂オフショア部員、辻堂ソフトボールクラブ監督兼選手、湘南FARC会員 市民総体等に現役で出場中

2005.11月号特集
辻堂対談・第2回辻堂スペシャルトーク  
自由に話そう・出会おう辻堂トーク 座談会



「カントクの跡地の問題は南北の交流が大事」
井上・・ 本日は辻堂の様々な思いのある方にお集まりいただきました。
辻堂の現在と今後についてお話しください。
海東: 町内会にかかわって14年、くらまち初代代表3年間、公運審の委員長5年目に入ります。平成元年に辻堂に引越しました。仕事は東京都地方公務員として勤めて、34年間。辻堂の未来には、カントク跡地に住民の要望を取り入れた将来自慢の出来る開発と湘南の海と一体となった、住民が安心して暮らせる雰囲気を作っていきたいと思います。
滝沢: 子どもにとっての地域というものを、今捉え直しています。これまで学校は、国の政策の機関として、地域に在りながら、国が決めた学習内容のみを教えてきました。近年は、子ども達は地域の中で育つという視点から、子どもの学習を通して辻堂をクローズアップしようと、『辻堂物語』に取り組み学習発表を行いました。これにはまだまだ課題もありますが、辻堂への子ども達の関わり方に変化と可能性が生まれればと考え、参加させていただきました。
土屋: もっと地域と連携した開かれた大学になるべきと、防災マップも地域性と地図を中心に皆が使えるものを作りたいと研究しています。大学が地域貢献すると共に卒研生を参加させて社会勉強の活動を進めている段階です。
根来: 私は平凡な主婦です。鵠沼に幼い頃から住んでいて、辻堂というと引地川から向こう側は子供心に未知の世界というイメージがありました。湘南は住みやすく、素晴らしいと四季折々幸せに感じます。この10年携わっていますS.Oとは「人間は生きる上で全て平等である」という理念で運営される国際的なポーツ組織です。知的発達障害のある方々に、日常的なスポーツトレーニングと競技会の場を継続的に提供し、彼等の自立と社会参加を応援するボランティア団体です。先日行われたS.O神奈川東海道継走リレー大会IN藤沢は、彼等の日頃のトレーニングの成果の発表の場として地域の方々を巻き込んで共に走り楽しむことが目的でした。昨年に引き続き県警のパトカー先導で走ることが出来ました。ゴールセレモニーの場所を提供して下さった松下冷機さん、辻堂祭り囃子の太鼓の演奏して下さったお子さん達、等地元の多くの方々の参加と暖かいご協力があったことがとても嬉しく感じました。
これを機会に、S.Oの素晴らしい活動を多くの方に知っていただきたいと思っています。
有賀: 辻堂は南北交流のあり方をどう創造していくかが課題ですね。羽鳥踏切があった頃と状況が大部変化しています。
海東: 私たちは行政から流れてくる情報で会議をするのですが、わかったことはJRの協力なしには南北交流は出来ないということです。辻堂駅の自由通路が2mしかないものを12mにする。活性化するにはカントクの跡地にどんなものが出来るかにかかっている。2市1町の理想があるなら、辻堂はへそだから、行政施設が一番いいだろう。活性化され、まちが生き返るんですから非常に大事なんです。しかし、地権者ではないので発言力がない状況なんだよね。それと、辻堂の地下道は乗ったまま、自転車通している方が多くとても危ない。
有賀: これからはハード先行ではなくてソフト面をどうするかを考えるべきですよね。短絡的に「踏切通せばいいじゃないか」ではなくてね。 
海東: 地元では北側線路際の道路が混雑して困っている。
有賀: 駅のデッキができる前から市民ベースで南北のサービスの一元化(例えば駐車券)等南北交流の空気をつくっておいて、JRにも交流デッキの必然性を理解して貰うような仕掛けが必要です。
海東:まちかど音楽祭の予選を土打公園でやり、昨年は南の地下道のデッキを使用した。今、南北交流したいけどみんなは話し合う機会がない。明確な目的があれば話し合うと思います。
辻堂のシンボルがあるといいですよね。1つの例ですが湘南台は地下道に自転車が入れず東西交流がしにくいというまちの機能のバリアの問題意識もあり、東西の商店街が中心となり、毎年東西交互に開催するお祭りがスタートした。それが湘南台ファンタジアとしてついに北部の市民まつりとして市全体のお祭りになった。まさに民主導の例です。また、宮が瀬もシンボルツリーに「クリスマス」というソフトを導入し成功しましたね。辻堂では電車から見えることも必要です。南で織り姫、北で彦星じゃないけど海浜公園と辻堂駅の北をダイレクトにつなぐようなイメージが欲しいですね。
土屋: 防災マップもエリアは行政で分けたものです。じゃあ実際に茅ヶ崎と藤沢の境目の方はどっちに逃げるべきか。実際に住んでる方にとって不都合なこともある。また、組織というものは縦割りだと動きが鈍くなっていく。そういう意味で、住んでる人がどういう生活がしたいのか、イメージづくりがとても必要ですね。藤沢市のHP電園マップ、電子会議室はITツールを使って市民の意見を行政に反映させる取り組みです。日本全国にあるわけではなく藤沢市は非常に進んでいると思います。そのメンバーの1員として活動し、HP電縁マップ電子会議室へ掲載してあるので、消火器の場所、辻堂の広域避難場所がどこにあるかぜひ見てほしい。バリアフリーマップ、防災マプをITのツールにデータをいれ街頭消火器や防災倉庫がどこにあるかすぐにわかります。今後は防災倉庫に向かって携帯でバーコードリーダーでアクセスすると、最新情報を読み取れる様に考案中です。
海東: 他地区の防災マップで見たんだけど、機材やジャッキ、クレーン車が出せる所、建設会社等が裏に書いてあった。あそこに行けば車をかしてくれるとかいうまさに地域情報の公開が大事ですよね。
土屋: バリアフリーの話ですが、建物は随分バリアフリーになりましたけど道路はまだまだです、車いすの通れるエリアがまだまだ少ないです。 
滝沢: カントクの跡地の話題が噂さされた頃、江ノ島水族館の分室が駅ビルにあってもいいねという案や、藤沢駅ルミネにある市民ギャラリーが辻堂にあっても良いのではないか、といった考えを出し合ったことがあります。これだけ文化レベルの高い地域ながら、施設面では藤沢に比べ偏りがあり、北口開発を機に子ども達の南北交流が出来る様にして、東海道線で分断されている辻堂を再生してみたらどうでしょうか横須賀では、駅前再開発の折に、マンションのワンフロアーに生涯学習センターを造りました。防災にしても、中学生を活動の核として捉えることも地域には重要です。この様に子ども達を中心に地域の組織体をきちんと位置付けていけばそれが地の活性化につながると思います。
海東: そういうことは親のためにもなると思います。明治公民館でも郷土資料館を準備していますけど、これは藤沢の財産です。鵠沼も企画会議をしているようです。 
滝沢: そういう意味では、茂兵衛資料館は辻堂の財産と言えますね。
根来: 私たちの世代が行きたくなるような文化施設が辻堂に増えていけばいいですよね。
有賀: 地域のちょっとしたことでも掘り興こして関連する企画展に膨らまるという例を色々な所で目にします。辻堂でも地域の財産になります。65才以上が14%をめるという状況の中、元気なシニアにまちの大切なパワーとして活躍してもらうことをぜひ考えていくべきです。海浜公園のユニバーサルカヌーの件ですが、「運営」というソフトを支えるボランティアが課題です。タイムズでも運営メンバーを呼びかけてはいかがでしょうか。また現在地域のスポーツの振興に関わっていますけど、スポーツをしたいけどきっかけが持てないお父さんが意外に多いんです。お父さんは定年まで地域に出て行くチャンスが少ないのが現状で、誘いがないと男は出てこれないんです。社体協も自治会の回覧でイベント案内をされていますが、回覧板はお父さんが見ない場合も多い。だから、お父さんためのスポー回覧板みたいなものをタイムズで載してほしいですよね。
井上・・ 楽しいトークをありがとうございました。
辻堂タイムズ2005年11月号掲載記事
辻堂トークは地域交流と情報発信 様々なニーズ、ヒント、提言などの種まきとして企画しています