プロフィール
■松長泰幸
(まつながやすゆき)
藤沢市市議会議員
昭和43年4月28日生まれ
藤沢市立高砂小・高浜中・県立鎌倉高校 武蔵工業大学土木工学科卒、中国・復旦大
学留学 藤沢市議会平成17年度文教常任委員会 委員長  
(社)藤沢青年会議所2005年専務理事
◇政治理念
一、秩序と調和のある社会づくりを目指します!
一、正論が正論として通る社会・議会づくりを目指します!
連絡先:FAX0466(25)6500
メールtaishin@tbg.t-com.ne.jp


2006.1月号特集
辻堂対談・第3回辻堂スペシャルトーク 
 『気軽に話そう・出会おう辻堂交流』

松長さん(藤沢市議会文教常任委員長)を囲んで話そう
ママさん座談会(教育・子育て・地域の話)



今回のお題は・・・
子どものしつけはまず家庭から
学校に求めるもの…家庭ですべきもの…

井上
(編集長)
今回は各方面在住の辻堂のママさんの声を聞こうということで、座談会
を企画しました。気軽に楽しんでいただきたいと思います。
先日、学校関連の連絡会で、帰宅後遊びに行った子どもが帰宅せず、「自分の子供が遊びに行って帰ってこない」と学校に電話した親や、「給食の時間に箸の持ち方を教えてください」と頼む親がいると聞きました。
松長 学級崩壊とか言われている時代ですが、小学校入学時点で家庭での最低限の躾がされているかが問題ですね。「学校の先生が駄目だから学級崩壊が起こる」とか耳にしますが、家庭ですべき基本的な役割、学校で学ぶべきことが混同している。本来の教育は将来子供達が自立できるようにするためです。家庭力の低下は戦後の教育が今までの修身・修養の教育を全て否定した事に原因があると思います。
核家族化して受け継ぐべきことが受け継いでない。そこで求められるのが地域の教育力です。制約のない自由ばかりで最低限身に付けてほしいことを親が教えてないし親も教えられない。高校生がタバコを吸っているけれど、それを見ている方は不快感だと子どもたちは気づかずに育っているようです。
家庭で子供と接する時間が少ないのでは。近所で注意することも無いし、声を掛けると「なんだ」という雰囲気もある。おはようボランティア等地域でも声掛けはやっているけど難しいですね。
石川や滝の沢は早朝でも男の子が被害にあったり、真っ暗で人通りが少ないので変質者が出没する事件が起きています。以降、黄色いジャンパーを着てパトロールをやってくれてから不審者や露出狂とかが減りましたが、それだけに頼らず気をつけなければならないと…石川では4時半には帰るようにとみんないいます。帰宅したら親の責任だと思う。顔見知りの近所や野球関係の子には「何しているの」って注意できるが、他の子どもにも声をかけるべきですよね。大庭、石川地区ではパトカーも巡回して安全対策を強化してくれています。
羽鳥は昔のままで道が狭く街路灯が少ない道路が多いんです。以前も裏道で車にさらわれ用田の方へ連れていかれた事件がありましたが、道が暗いというのが危ない。辻堂の駅から商店街は明るいが郵便局から先は道が暗いのです。防犯としては街路灯を多く設置して欲しいです。
松長 藤沢南部の住宅街でも空地が増え暗い道が多くなってきました。街灯の設置等地域のことで困ることがあれば、私たち市議を使うのも一つの方法だと思います。
夜になるとシャッターや雨戸が閉まり今の家のつくりだと真っ暗で外がわからないし住宅街でも人目が無くなり危ない。
神戸の関西育ちで地元でないので、今後は地域に根ざしていきたいと、地元商店街で買い物をし、子どもの顔を覚えてもらう等努力をしています。
松長 それはいい考え方ですね。
井上
(編集長)
子供を通してのつながりが1番だよね。
魚屋さんも1匹売りで切身じゃないから、子供も勉強になるようです。今日は「何が美味しいの」と聞いてコミュニケーションをしながら買い物をするのが好きです。私の親や祖父母も躾には厳しかった方で、今では良かったと感謝しています。
松長 今の教育で疑問に思うのが極端な「個の尊重」です。これは教育指導できない起因となってしまうのです。生活習慣や態度、服装などに問題があっても、それも「その人の個性」だと片付けてしまう風潮にあると聞いています。 
子供を怒れない先生がいるようです。先生自身が本気で怒られて育ってないから怒り方がわからないのでは。信頼関係があるからこそ、ぶつかっていけるはず。感情のまま叱るのではなく真剣に怒れば誠意は伝わると思う。 
私も勉強しなさいと言ってばかりだけど。
今は学校評価が導入されています。開かれた学校のために適正のある先生にみてもらいたいですね。
私は子供と横に座って、静かなところで、今日学校であったことなどを聞くように
しています。
編集部 子どもが起こす事件を知るとやはり、自分の言いたいことをうまく伝えられない、相手の言うことも正しく受け取れないということが原因の1つに感じます。コミュニケーションがうまくいかない子が増えているのでは。自分の中で解決しなくて発散できず、それで殺人に至ってしまう。みなさんどう思われますか? 
世の中に善と悪があって、悪の気持ちを抱え込み、それしか考えられなくなってしまうのではないでしょうか。きれいなことばかりではなく、いろんな気持ちが芽生えることもある。そのうえで大事なものは何かを教えていければいいと思う。子供の自由な発想力をいい方向に伸ばせるような育て方が必要なのではないでしょうか。
松長 ファミコンやドラクエが普及してきた1980年代から子供達の学力が低下しているそうです。100マス計算の先生の言葉で「ちゃんとした生活習慣が大事で早く寝て7、8時間の睡眠時間をきちんと取る子取らない子では平均点が20点くらい違う」。子供たちは、学校での勉強時間より、テレビを見たり、ゲームしたりする時間の方が多いという現実があります。社会環境の変化が急激で学校の先生は対応が大変な時代です。今、親がどのくらいフォロー出来るのかが鍵ですね。頑張って欲しいと思います。
ゲームがだめという排除する親もいるよね。
いじめの問題も、善ばかりだと頑張っちゃって学校に行けなくなっちゃう子がいる。全員と仲良くする必要はないし、ゲームは自分で取捨選択するほうが良いです。
松長 子供は悪に引かれてしまうところがあります。価値基準を悪いのも個性だと考える時代だし、教育の現場も「指導」という言葉は使わず「支援」ですよ。教育も段々サービス業的になってきているのではないか。これが子供たちにどういう影響を及ぼすのか考えて欲しい。
子供会って少なくなったけれど、近所で起きていること等情報の共有を図りたい。
子供会がある地区もありますが、昔ながらのラジオ体操等の活動をしている所は余り聞かない気がします。
子育て支援の発想はまず居場所づくりです。地域の中で関心があり運営していく人はそれぞれの意識にあった組織づくりが必要です。これをお願いしたいと具体的に頼むのが効果を奏します。いろんな考え方を持った方がいますから運営側は妥協できる柔軟さがとても必要になってきます。
商店街の空きスペースを子育て支援に使うのはどうだろうか。 
いいと思います。しかしみんな誰が運営をしていくかなんですよね。ある程度、地域で実現できるチャンスもあります。子育ては8割が家庭でいて、お互いの顔がみえる居場所づくりが必要ということで子育て支援が始まりました。
編集部 学校の門に守衛室をつくり警備を警察官のOBの方々に立ってもらったらどうでしょう。
私達も提案したけど予算が無いという回答でした。
松長 財政的に教育費にかける費用はむしろ低下していると思います。
子どもの安全が守られるなら、例えばPTA会費から月500円でも出してもいいという声もあるが、警備員がたてば安心ということではない。先日、片瀬の支援フォーラムの話を聞いたのですが、生徒が授業で海に行く時や運動会等に、地域のボランティアのサポート体制がとれているようです。
地域の方々が警備をしてくれたらこんな有難いことはないです。開かれた学校といいながら事件が続けば門は閉じざるを得ない。ボランティアとして協力したいが、まとめる組織が今の所ないですね。
防犯マップは、5つの学校のマップをまとめてやろうとしています。ふれあいネットワークで話し合い、個々の学校でなくて、広がったネットワークづくりがあるともっと情報が共有できると思います。池田小学校の事件は地域と隔離されていたので起きたとも言われているし、地域でうまく連携がとれていれば予防できたかもしれない。
松長 自分の子どもを預けているのだから親ももっと色々な事に関心を持って頂きたい。議会だけでは限界があるのでもっとみなさんの地域の声を汲み上げ、お寄せいただきたい。ぜひその声に応えたい。
羽鳥もおやじの会ができて1年です。お父さんたちにはもっと参加してほしい。
全員 お父さんにも関ってほしいけどなかなか出てこない。出たら突っ走るのに〜!
松長 今後は議会や議員というものを有効的につかってもらえるといいのかなと思いま
す。  
井上
(編集長)
情報を共有することによって、よりよい交流生まれるといいですね。今後も地域
密着&読者参加の媒体としてタイムズがお役に立てればと思います。次は、お父さん辻堂トークも面白いかな。本日はありがとうございました。
(辻堂タイムズ2006年1月号掲載記事)