辻堂のある神奈川県藤沢市は、神奈川県の南部中央付近に位置しており、相模湾に面しています。いわゆる「湘南」と呼ばれる地域のひとつになります。この周辺はかつて鎌倉幕府が開かれた場所ですが、源頼朝がここに幕府を開いた理由のひとつが「温暖な気候」であると言われているように、比較的過ごしやすい地域としても知られています。
辻堂近辺の気候の特徴
辻堂近辺の気候の特徴としては、やはり海が近いために湿度が高いというのがまず挙げられます。これは海に近い地域においては、当然と言えば当然ですね。そのため、夏場は気温以上に暑く感じるかもしれませんが、ただ海からの風も吹くため、東京のように空気が停滞する場所よりも涼しさを感じることができます。また、潮風が吹いていますので、鉄でできた物、特に自転車などが非常に錆びやすいのも特徴のひとつです。潮風に乗って浜の砂が運ばれてくるため、髪の毛の間に砂が入り込むこともあります。それゆえ、近辺在住者はこまめな洗髪などが必要です。
冬場は比較的暖かい
東京などに比べると、この辺りは冬場も比較的暖かいです。一般的に寒さが厳しいと言われる期間である12月6日から3月21日までの3.5ヶ月間の平均最高気温は14度弱というデータがあります。東京が13度弱という点を踏まえると、平均すると約1度の差はあるといったところでしょうか。雪が積もることは滅多にありませんが、2014年に東日本を襲った「50年に一度」とまで言われた大雪の時には、藤沢市にも風雪、波浪、着雪注意報が発令され、市内での積雪が16㎝以上を記録した場所もあったそうです。
とはいえ、基本的には比較的過ごしやすい地域であることに間違いありません。旅行で訪れる際、特別な用意をする必要はないと言っていいでしょう。